積立6ヶ月経過
2023年4月からUSD/JPYの組み合わせで毎月60,000円をSBIFXトレードでレバレッジ3倍で積立をしています。さて、6ヶ月目が終了した9月末時点の様子は…
先月に引き続き9月に入ってからも円安基調。9月4日の146.21円がこの月1番の円高水準となり、末日の149.43円が最安値となりました。9月の1ヶ月間で3.22円、円安が進行。円安一本調子が始まった8月初日は142.39円だったので、2ヶ月で7.04円対USドルで安くなっています。これでは連日のように「為替介入はいつか!?」と話題になるのも仕方ないですよね…
今月も円安がさらに進んだので、1ヶ月の約定数は過去最低を更新。一方スワップポイントは1ヶ月で100.97ドル。先月の95.43ドルから5.54ドルアップです。100.97×147.64(約定平均価格)=14,907円!単純計算ですが、9月の1ヶ月間で約14,907円分が新たに再投資分で買い付けされました。
4月からの為替も考慮すると約定平均価格は140.66円(1,080,000÷7677.78)に。スワップポイントの再投資での約定分も考慮すると、134.77円(1,080,000÷8013.17)まで下がります。7月末でのこの計算は「134.47円(720,000÷5354.07)」でした。その後2ヶ月間で円安が7円以上進んでも、再投資の効果でいつ為替介入が実行されてもびくともしない、急な為替変動(円高)にも対応できる状態になっています。
さて、スワップポイント分を細かくみていくと、自分の口座に実際に入金され、再投資された分はおよそ4,979円。レバレッジのおかげで、その3倍の金額分のUSDを買い付けることができています。毎日の再投資も月初は151円台だったものが、毎日微増してゆき197円台へ。来月も楽しみです。
6ヶ月経過して入金されたスワップ収入合計は11,091円(先月分まで)+4,979円=およそ16,070円。シミュレーションと比較しても、順調です。(シミュレーションは月初時点でのスワップ収入を記載していると思われるので、7ヶ月目のスクリーンショットも載せています)
コラム:金利と為替
日銀が為替介入に踏み切るのはいつか、という話題を耳にすることも多かった2023年9月。為替介入、正式名称は「外国為替平衡操作」といい為替相場の急激な変動を抑えて安定化を図るために、通貨当局が為替相場に影響を与えることを目的に外国為替市場で通貨間の売買を行うことをいいます。
「影響を与えること」を目的にしているので、為替介入後は円相場が大きく動きます。2022年10月の為替介入でのインパクトは151円90銭台だった円を、12月中旬に130円近くまで戻す効果がありました。その持続性や為替の動きは、その後の日銀の金融政策しだい。日銀総裁や財務省官僚の発言を市場がどう解釈するか…
積立FXをやっていると気になる金利と為替。日本の金利が低いので、有利な金利を求めて米ドルを買う。多くの投資家が同じように高金利を求めて円を売り米ドルを買っていくという流れができると、円安ドル高に。円安だと海外旅行に行きにくい!とはよく聞く話。日本にいても、輸入物価が上がりインフレへとつながっていく。インフレになれば物価上昇を抑えるために金利を上昇させて…と連鎖していくはずなのですが…
7月の金融政策決定会合でのYCC(イールドカーブコントロール)柔軟化で、それまで0.5%に抑えられていた長期金利(国債10年)の上限を事実上1%まで認めるとした直後に国債買オペ(公開市場操作)を通知するなど、日銀は市場の過度な動きを牽制してきました。
9月最後の営業日には10年国債が10年ぶりに0.77%を記録。本来金利が上がれば資金が日本円に戻ってきて、円安が修正される…はずなのですが、アメリカの金利が高いままなので日本国債の「10年ぶり」の高水準でも円相場に動きなし。むしろ、ジリジリと通貨当局を試すかのように円安が進んでいます。
為替介入が実行されるのか、YCCの上限をもっと上げて金利の大幅上昇を受け入れることにするのか。普通のFXだと胃がキリキリする状態がもう何ヶ月も続いていることになりますが、俯瞰してこれからの動きを眺められるのはSBIFXトレードの積立FXだから。世界経済の流れが身近に感じられ、自分の資産も増やしていくことができる。「仕組みを理解して納得して始める」投資はさらに奥深い学びへと導いてくれて楽しいです。
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